みなさん、「資格を取る」というと、どんなことをイメージしますか?

「就職に有利になりそうだな。」
「取るのが難しそう・・・。」
「どんな資格が就職に有利なんだろう?」
「就労移行支援事業所で資格って取れるのかな?」

このような疑問が出てくるのではないでしょうか?
今回はそのような疑問にお答えしていきます。



目次

  1. 資格取得の意味について
  2. 一般的な就労移行支援事業所での資格取得について
  3. どんな資格が就職に有利なのか?
  4. 就労移行支援事業所リンクスでの資格取得について

資格取得の意味について

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みなさんは、「資格を取得する意味」について考えたことがありますか?
私は面談をした際に「資格なんて形だけで、持っていても仕事の役になんか立たないですよね。」という話をされたことがあります。
私は、この意見はもっともだと思います。なぜなら、仕事は現場で覚えるものだからだと思っているからです。
実際に、仕事に活かせる資格と言えば、公認会計士、司法書士、医師免許、などの国家資格ぐらいだと思っています。
では、なぜ国家資格以外である、簿記、日商PC検定、MOS(Microsoft Office Specialist)などの資格取得が推奨されているのでしょうか?「資格を取得する意味」とは何なのでしょう?

私の意見としては、
・面接を突破しやすくするため
・資格取得をするための【努力】という対価が払える人間であると証明できるため

だと考えております。

1つ目の「面接を突破しやすくするため」と言うのは、実際の就職面接をイメージすると分かりやすいです。
あなたはある企業の面接官であると想像して下さい。
事務員を募集しており、「Aさん」と「Bさん」が面接に来たとしましょう。
採用予定は1名なので、どちらか1名を採用して下さい。
どちらも年齢や職歴は一緒だと仮定します。
Aさんは「パソコンができます!Word、Excelもやったことがあります!」と自己PRをしています。
一方、Bさんは「パソコンができます!Word、Excelもやったことがあり、MOS(Word、Excelの資格)の資格も持っています!」と自己PRをしています。

さあ、あなたはAさん、Bさん、どちらを採用したいと思いますか?

私ならBさんを採用したいと思います。
なぜなら、Aさんが「パソコンができる」という根拠が主観的なものなのに対して、Bさんは「資格」という客観的に「パソコンができる」という【ものさし】を持っているからです。
自分の意見が「主観的な意見」であるのか、または「客観的な意見」なのかを考えてみて下さい。
面接の時に必要とされるのは「客観的な意見」の方です。
そういう意味で、資格を持つというのは【客観的なものさしを持つこと】になるわけです。
そうすれば、面接官は安心して、「Bさんはパソコンが出来る人なんだな。」と思い、採用しやすくなります。これが1つ目の理由です。


2つ目の理由として、「資格取得をするための【努力】という対価が払える人間であると証明できるため」について話していきます。
「資格を取得する」ということはなかなか大変です。その資格を取るための勉強をしなければいけない。
その試験がいつあるのかを調べて、試験の申込をしないといけない。試験に向けて、勉強の計画を立てないといけない。など、なかなか手間が掛かります。
しかし、資格を取得できれば、「これらの【努力】ができる人間」だということが、「資格」という形で証明できるのです。
企業は、怠け者の人材と、努力をする人材、どちらを必要とするかは説明する必要はないでしょう。

私は、この2つの理由を根拠に、「資格を取得する意味」について面談の時に説明させて頂いております。

少し長くなってしまったので、残りの
②一般的な就労移行支援事業所での資格取得について
③どんな資格が就職に有利なのか?
④就労移行支援事業所リンクスでの資格取得について
については別に書いていきたいと思います。