職業準備性ピラミッド【ビジネス講座】

こんにちは。就労移行支援事業所リンクス川越東口です♪
皆さんの中で『とにかく早く就職先を見つけないと』『自分は就職できるのだろうか』
こんな焦りや不安を抱いている人はいませんか?

就職に対し、焦り不安を抱くことは人間誰しもあることですよね。
今回は『職業準備性ピラミッド』のご紹介をしたいと思います。
『職業準備性ピラミッド』とは
『職業準備性ピラミッド』とは、障害の有無に関わらず、長く安定して働く上で必要とされているスキルを階層表にしたものです。
スキルの階層表は5つの階層に分かれています。
下から順番に、
『①健康管理』 『②日常生活管理』 『③対人スキル』 『④基本的労働習慣』 『⑤職業適性』 となっています。
下の階層からしっかりと固めていくことで、長く安定した就労を目指せるといわれています。
『今すぐ就職できる』という方も是非、ご自身のスキルと階層の場所を一緒に確認してみてくださいね!

安定した長期就職のための5つの階層

『健康管理(病気の管理・体調管理)』
<スキルの目安>
□食事や栄養管理:栄養バランスや適切な量を3食摂取できるか
□自分の障害や症状の理解:理解し、概要をまとめ他者に伝えられるか
□通院や服薬管理:定期通院や容量を守り内服できるか
□体調不調時の対処:必要に応じ、対処や医療機関の受診ができるか
□援助の要請:必要に応じ、家族や支援者、関係機関に相談できるか


『日常生活管理』
<スキルの目安>
□生活リズムの安定:起床や就寝時間、日中活動などを整えることができるか
□身だしなみ:清潔感、TPOを意識できるか
□金銭管理:生活にどのぐらいの金銭が必要であるか知り、管理できるか
□社会性:生活の中のルールを守ることができるか


『対人スキル』
<スキルの目安>
□挨拶や会話:状況にあわせて挨拶や会話ができるか
□言葉遣い:相手や状況に応じた言葉遣いができるか
□協調性:利害に関係なく他者と協力して行動ができるか
□非言語的コミュニケーション:相手や状況に合わせた表情など意識できるか
□感情のコントロール:注意や指導があった際に感情的にならず修正できるか
□意思表示や自己主張:相手にも自分にも良い意思表示や自己主張ができるか


『基本的労働習慣』
<スキルの目安>
□出勤状況:やむを得ない事情を除き、欠勤、遅刻、早退がないか
□報連相:適切なタイミングで報連相ができるか
□一定時間労働できる体力:通勤含め、会社の就労時間での労働が可能か
□作業意欲や勤務態度:作業に対し、真摯に取り組むことができるか
□職場のルールの理解:会社の規則を理解し、守ることができるか
□集中力や継続力:一定の集中力を持続し、就労を継続できるか


『職業適性』
<スキルの目安>
□就労能力の自覚:適性のある業務内容か理解をしているか
□作業速度:正確性を保ちながら時間内に作業ができるか
□正確性:決められた手順に従い、高い品質の作業ができるか
□指示理解:口頭指示、マニュアルなどを理解することができるか
□作業効率の向上:作業内容を検討し、工夫することができるか
□環境変化への適応力:作業内容、担当者、場所などの変化に適応できるか

ポイント💡
✓ 課題に気づけることが大切
✓ ピラミッドは下から順に積み上げていく
✓ 定期的に自身でチェックシートをつけてみる
✓ 自分に合った就職先を見つけましょう !  


まとめ
今回は、『職業準備性ピラミッド』をご紹介いたしました。
リンクス川越東口では、利用者さんと共にピラミッドの階層を確認しながら、自己理解につなげています。

その上で、現在出来ているスキルや必要なスキルを共有し、
『生活記録表の作成』『リンクスオリジナル訓練94の質問(自己分析/自己理解)』『自己理解のための書籍学習』『ストレスマネジメント』『アサーションやSST』『ビジネスマナー』などのグループワーク個別訓練をその方に合わせて取り入れております。

皆さんも是非『職業準備性ピラミッド』を活用し、一緒に安定した長期就労を目指しましょう!

今後も定期的な講座やグループワークを実施します。
見学体験の方の参加も大歓迎です!ぜひお気軽にお問い合わせください♪


【参考】
高齢・障害・求職者雇用支援機構「職業準備性ピラミッド」 https://www.jeed.go.jp/location/chiiki/yamanashi/q2k4vk00000360vz-att/q2k4vk000003b0yc.pdf

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