障害理解と合理的配慮【ビジネス講座】

こんにちは!
リンクス川越東口です♪
4/11(木)にビジネス講座『 障害理解と合理的配慮 』を行いました!

障害特性とは

障害特性とは、『自身の障害特徴のこと』です。
今回は3つの例をご紹介いたします。

◆自閉症、アスペルガー症候群を含む広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)
・相手の表情や態度などよりも、文字や図形、物の方に関心が強い。
・見通しの立たない状況では不安が強いが、見通しが立つ時はきっちりしている。
・大勢の人がいる所や気温の変化などの感覚刺激への敏感さで苦労しているが、それが芸術的な才能につながることもある。

◆注意欠陥多動性障害(注意欠如・多動性障害)
・次々と周囲のものに関心を持ち、周囲のペースよりもエネルギッシュに様々なことへ取り組むことが多い。

◆統合失調症
・「 幻覚 」や「 妄想 」が特徴的な症状だが、その他にも様々な生活のしづらさが障害として表れることが知られている。
・意欲が低下し、以前からの趣味や楽しみにしていたことに興味を示さなくなる。
・疲れやすく集中力が保てず、人づきあいを避け引きこもりがちになる。
・入浴や着替えなど清潔を保つことが苦手となる。
・考えがまとまりにくく何が言いたいのか分からなくなる。
・相手の話の内容がつかめず、周囲にうまく合わせることができない。

参考資料:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/shisaku/jigyounushi/e-learning/hattatsu/characteristic.html

合理的配慮

◆合理的配慮とは
障がい者が社会生活をする中で直面する、困りごとや障壁を取り除くための調整のことを言います。
障害者が生き生きと働くことができ、また障害を持たない人と均等な機会を確保するための取り組みです。
合理的:道理や論理にかなっているさま。
配慮 :事情を踏まえて、気遣のこもった取り計らいを行うこと。
※「仕事」上で考えると「仕事を円滑におこなうために、会社側から心を配ってもらうこと」が合理的配慮になります。

◆合理的配慮の決定から実施までの流れ
① 障害受容自己理解 → ② 自己対処法を考える → ③ 申請したい配慮をまとめる
④ 面接時や内定後に申し出る → ⑤ 企業側との話し合い → ⑥ 配慮の実施

◆合理的配慮とわがままの違い
合理的配慮:仕事がスムーズにおこなえるように、相手のことも考えて求める。
わがまま :相手や周りのことを考えず、自分の意見、考えばかりを主張すること。

まとめ

今回は参加した利用者さんに障害理解と合理的配慮について考えて頂きました。まずは自身の障害について書き出しを行い、配慮とわがままについて具体例を挙げ説明をしています。
チェック項目をつけることはできるが、言葉にしようとすると難しい、伝え方次第で変わるのだと思ったなど沢山のご意見を頂きました。
必要としている配慮は、その人の障害の程度やその場の状況でも変化するため、1つの正解があるわけではありません。自身の課題の分析と目的の明確化がとても重要になってきます。皆さん自身の障害特性、配慮について考え、見つめ直してみましょう!


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