ステージ制度について【ビジネス講座】
7月4日(木)にリンクス松戸で「リンクス ステージ制度」についての説明を行いました!
「ステージ制度」とは、 利用者さんがどのような段階を踏んで、就職活動に取り組んでいけばよいかを5つのステージに分けて指針を示した制度のことです。 リンクスでは1人1人の利用者さんに対して、自分がどのステージにいるのかを話し合い、就労においてどのような課題があるのかを明確にします。
①『通所安定期』 就労において安定通所(無遅刻、無欠席、無早退で通所できること)は必須項目だと考えています。 ただし、はじめから安定通所できない人もいます。 まずは「週3日、午前だけでも通所できるように頑張ろう」というスモールステップ(達成可能な小さな目標)からはじめていくのがおすすめです♪
②『自己理解の深化』 就職活動において「どれだけ自分のことを理解しているか」はとても重要です。 〈どれだけ自分のことを理解しているか〉 ・あなたの働く理由はなんですか? ・あなたにとって働くとはどういうことですか? ・どのような時にやりがいを感じますか? 上記の質問に即答できる人は、普段から自分と対話して自己理解が深まっている人といえるでしょう。 これらを考えることは『あなたが長く働くために必要なこと』なのです。 しかし、すぐに答えがみつかることはありません。 ぜひ、支援員と一緒に悩み、考えていきましょう。
③『苦手克服期』 苦手克服期では「できないことをできるようになろう」という意味ではありません。 自分が苦手としていることが「障害特性として苦手」なのか「性格として苦手」なのかを見極めて、対策方法を立てようという意味なのです。 例えば、AさんとBさんが同じ悩みを持っていたとしましょう。 その悩みは、 「朝、どうしても起きれなくて遅刻してしまう。」 というものです。 そこで、スタッフはAさん、Bさんからヒアリングを行います。 回答は以下の通りです。 〈Aさんからのヒアリング内容〉 ・夜に寝ることができないのでたくさんの眠剤を飲んでいる ・朝も眠剤が残っている感じがして、どうしても起き上がることができない ・うつの症状もあり、朝は身体が石のように重たくてトイレに行くことすらできない時がある 〈Bさんからのヒアリング内容〉 ・深夜までスマホゲームをしてしまって寝るのが遅くなっている ・布団から出るのがつらい。まだ寝ていたいという気持ちに負けてしまう ・目覚ましをかけずに二度寝してしまう 二人とも同じ悩みを抱えていますが、話を聞いてみると原因には「障害特性として苦手」なのか「性格として苦手」なのかという大きな違いがあります。 よって、解決のためにどのような対策をすれば良いのかが全く違います。 みなさんも自分の悩み、課題が「障害特性として苦手」なのか、「性格として苦手」を区別して、対策方法を立てていきましょう。
今回の講座では、 ①『通所安定期』 ②『自己理解の深化』 ③『苦手克服期』 について詳しくお話しました。 ④『就職活動準備期』 ⑤『就職活動期』 については、 次回の面接対策講座にてご説明できればと思います(^^) リンクスでは定期的に講座、グループワークを行っております。 興味のある方は体験で講座やグループワークへの参加も出来ますので、お気軽にご連絡下さい。