【コラム】「平等」と「公平」の違いとは?福祉の現場から考える支援のあり方

こんにちは! 自立訓練事業所リンクス川越です。

今日は福祉における『平等』と『公平』をテーマに記事を執筆していきたいと思います。
社会において、この『平等』と『公平』という言葉はよく耳にする言葉ではないでしょうか。
この2つの言葉は似ているように感じられるかもしれませんが、明確な違いがあります。

まずはこの2つの言葉の違いについて解説していきます。
 平等とは 


「平等」とは、すべての人が同じ価値を持つ存在として尊重され、不当に差別されない状態を指します。
また、等しくモノやサービスを分配、提供することも平等といえます。
ただし、平等は時に不満が生じる原因にもなります。人はそれぞれ置かれている状況や特性が異なるため、同じ条件を一律に適用することが、かえって不公平や不利益を生む場合もあるのです。

 公平とは 


「公平」とは、個々の状況や違いを踏まえたうえで、偏りなくその人に合った適切なかたちで関わることを指します。
すべての人に同じ条件を与える「平等」とは異なり、公平はそれぞれの立場や必要性に応じて支援や機会を調整する考え方です。
例えば、同じスタートラインに立つことが難しい人に対しては、その差を埋めるためのサポートを行うことで、結果的に誰もが同じように挑戦できる状態を目指します。これは決して特別扱いではなく、本来持っている力を発揮できる環境を整えるための合理的な配慮といえます。
公平な視点を持つことで、表面的な「同じ扱い」にとどまらず、一人ひとりにとって納得感のある関わりや支援が可能になります。社会においては、この公平の考え方が、多様な人々が共に生きやすい環境づくりにつながっていきます。

平等と公平の違い イメージ

平等と公平について、よりイメージをしていただく為に以下のイラストを紹介します。
このイラストはアメリカの経済学者が説いた、平等と公平の違いです。
このイラストの左側は「平等」を表しています。
踏み台の高さは全員同じで、「同じものが与えられている」状態です。
しかし、身長の低い人は十分に野球を見ることができません。

一方、右側は「公平」を表しています。
身長に合わせて踏み台が調整されており、全員が野球を観戦できています。
結果として、3人の視線の高さが揃っている点が特徴です。

福祉における平等と公平とは

使用する福祉サービスや施設の特色、管理者や支援側の考えも様々であることが前提ですが、ブログを執筆した支援員の考えとしては、その人の障害特性や現在その人が置かれている環境によって都度、変えていく必要があると考えています。
施設利用においては入所して1か月の人、入所してから1年の人とでは環境への耐性や慣れも違いがあります。また、入所してからの期間が長くても、どれだけその施設を利用してきたかにもよって、環境への耐性や慣れは変わってくることでしょう。

私たちは、その人の障害特性や置かれている環境に応じて、支援の方法を柔軟に変えていく必要があると考えています。
一見すると踏み台の提供の有り無しや数によっては不平等に感じる人もいると思います。
ただ、支援とは目に見える支援の量だけではありません。
人は視覚での感覚が優位である割合が多いことから、目に見えた情報やモノに対しての分かりやすさを求める傾向があります。
目に見えない”不確実なもの” ”不確実性”と感じる場合、不安や不満といった感情が出てくるのではないでしょうか。その人を取り巻く支援機関や家族、そしてその人自身に対して少しでも支援のかたちを言語化することで、支援の方向性について相互理解が深められると良いと考えました。

「平等が正解」「公平が正解」と一概に言えるものではありません。
その人が望む生活や将来の姿に寄り添いながら、これからも支援を行っていきたいと考えています。


自立訓練リンクス川越では今後も不定期でコラムを通し、支援における考え方や健康情報などを共有していく予定です。
少しでも気になる方は、まずは質問だけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
みなさまのご連絡お待ちしております♪

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