自立訓練事業所リンクス川越です♪
弊所では利用者さまの自立に向けて様々な訓練を増やし続けています。
今回は訓練の一つである『ブログ作成』についてご紹介させてください。
ブログ作成訓練では主に利用者さまから作成テーマを考えていただきます。利用者さまの得意なところや不得意とするところによっては支援員からアドバイスすることもあります。
例えば、文章の作成はできるものの、構成を考えるのが苦手という場合は支援員より構成についてこのように作成してみてはどうかと提案しました。
・挨拶
・概要
・具体例
・自身の考え
・まとめ
また、作成にあたっては著作権に気をつけて作成をするようお伝えしています。
今回ですが、前回『“相談する”って、難しい』を作成していただいた利用者様より新たなブログ記事を作成いただきました!
依存の中心には「快楽」ではなく「痛み」がある 〜エナジードリンク依存の当事者として〜
1. 依存=甘え?意志が弱い?という偏見から依存症という言葉を聞くと、多くの人がこう思うかもしれません。
意志が弱い
甘えている快楽目的誘惑に弱い生活習慣がだらしない禁止すれば解決する正直に言うと、自分自身も昔はそう思っていました。 「依存する人って、どこかどうしようもない、だらしない人なんじゃないか」と。
しかし、自分自身がエナジードリンクに依存してしまったり、依存症に関する本を読んだりしたことで、わかったことがあります。
2. 依存症の中心には「痛み」がある
依存症の中心にあるのは、快楽ではなく、
痛み、孤独、不安、自己否定、生きづらさ。
そして多くの依存者は、
自分に厳しい
我慢強い人に頼れない限界まで耐えてきた人むしろ「意志が強すぎた人」とも言えるでしょう。
3. 実際の依存は「自己治療」だった
精神科医・松本俊彦さんは、依存についてこう説明しています。
「依存症は『安心して人に依存できない病』である。
そして、依存行動は『快楽』ではなく、
苦痛を和らげるための自己治療として起こることが多い。
これを『自己治療仮説』と呼ぶ。」
つまり依存とは、
楽しいからやっている
ではなく
現実があまりにもつらすぎるから、やらざるを得なかった
というケースが圧倒的に多いのです。
4. 心の松葉杖という比喩
精神科医・松本俊彦さんは、依存対象を「心の松葉杖」と表現しています。足を怪我している人に、いきなり松葉杖を取り上げたらどうなるでしょうか。
当然、歩けなくなります。
依存も同じで、
やめろ、禁止しろ、意志で我慢しろ
というのは、心の支えを奪う行為でもあります。
本人にとって依存対象は、
「堕落」ではなく「命綱」だったりします。
5. 当事者としての本音
自分の場合、それがエナジードリンクでした。
受験、浪人、大学、卒論、うつ病。ずっとエナジードリンクと一緒に戦ってきました。
もちろん依存だと思います。
体に良くないのもわかっています。
でも正直に言うと、
やめろと言われるより
わかってほしかった
話し合いたかった否定されずに理由を聞いてほしかったエナジードリンクは、
自分にとって「楽しみ」ではなく、
孤独と不安を一時的に忘れるための一つの手段でした。
6. 根本問題はエナジードリンクじゃない
仮にエナジードリンクをやめたとして、
根本が解決するかと言われたら、そうではないと思います。
むしろゲーム依存症などの別の依存に移るだけかもしれません。
問題の中心はここだと思っています。
孤独
生きづらさ安心して甘えられない相談できない否定される怖さエナドリは「原因」ではなく、
結果として選ばれた松葉杖でした。
7. ハームリダクションという現実的な考え方
ここで出てくるのが「ハームリダクション」。
完全にやめることよりも、
被害を減らすことを優先する考え方。
たとえば:
アルコール依存 → タンパク質などの栄養を一緒に摂る
薬物依存 → 感染症対策のために清潔な注射器を使うエナドリ依存 → 他の食事からはカフェイン・砂糖を控える、糖分を分解してくれるビタミンBを一緒に摂る理想論ではなく、
「今の状態で、少しでも安全に生きる」ためのアプローチです。
8. アディクション(依存)の対義語はコネクション
アディクションの反対は「シラフ」でも「クリーン」でもない。
アディクションの対義語は コネクション(人とのつながり) なのではないでしょうか。
失敗を正直に言える関係
またやっちゃった、と言っても責められない環境孤独じゃない状態依存は「物質の問題」ではなく、
”孤立の問題”である、と。
9. 最後に
依存をやめさせること、
禁止や説教ではなく、
理解とつながりが増えない限り、
依存は形を変えて続くだけでしょう。
依存症とは、
「堕落の物語」ではなく、
生き延びてきた人の物語だと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
支援員より
今回ブログを作成してくださった利用者さま、素敵な記事をありがとうございました。今回の記事を通して『依存』について、見方が変わった方も多いのではないでしょうか。
『依存』の表面上に見えるものから裏側にある理由と自身の経験、そして『依存』に対する向き合い方まで分かりやすい記事に仕上がっていると思いました。
記事の項目のハームリダクション内で触れられている、エナドリ依存への対処としての「ビタミンBが含まれている食事を摂る」については、支援員からの助言から文章として残したそうです。ご自身で培ってきた書籍学習の知識と訓練で支援員との会話を通して得た知識がきれいに記事へ反映されていますね。
今回のブログで支援員が印象に残った言葉はこちらです。
心の松葉杖という比喩
『依存』に至るまでの過程は、人によって様々かと思います。依存先もエナジードリンクに限らず多岐にわたることでしょう。
記事内に書かれた心の松葉杖という言葉と解説は、『依存』の根本に迫る言葉だと感じました。
ケガをしていて松葉杖を使用している状態から松葉杖をとってしまうと、行動をすることは困難になります。ただ、松葉杖を頼りつつもリハビリを重ねていくことで、いずれは自力での歩行は実現できると思います。『依存』の場合もその松葉杖から少しずつ離れていくことを意識し、向き合っていくことが大切なのだなと感じました。
自立訓練リンクス川越ではブログ作成を通して、物事への考え方や自身の考えに対する言語化する力を身につけていくことができます。 少しでも気になる方は、まずは質問だけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
みなさまのご連絡お待ちしております♪
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