【ビジネス講座】職業準備性のピラミッド(前編)

こんにちは!
就労移行支援事業所リンクス川越東口です。

本日は6月5日(木)に開催いたしました、『ビジネス講座:職業準備性のピラミッド(前編)』をご紹介します。


「働きたいけど、何から始めたらいいんだろう?」その様に感じたことはありませんか?
就職を目指す時、「まずは仕事のスキルを身につけなきゃ」と思いがちですが、実は“働くための準備”は生活の中にもたくさんあるんです。体調を整えること、毎日のリズムを安定させること、人との関わり方を練習すること。こうした土台がしっかりしてくると、「働けるかもしれない」という気持ちも自然と育ってきます。

就労に向けて準備を進めたい方へ向けて、今回は「職業準備性ピラミッド」の中から社会生活の準備性となる3つの段階についてお話をしていきます。

職業準備性ピラミッドとは

職業準備性ピラミッドとは、働くために必要な能力や準備を段階的に整理した考え方です。
ピラミッドの下の段ほど基礎的な準備となり、上に行くほど仕事に直結するスキルや知識が積み重なっていきます。

健康管理・障害管理・体調管理

就職に向けての第一歩は、自分の心と体の状態を知り、安定させることです。
ここでは「健康管理」「障害管理」「体調管理」の3つの視点で見ていきましょう。

■健康管理

日常生活の中で基本的な健康習慣が身についているかを振り返ってみましょう。
毎日決まった時間に起き、3食摂れているか、夜は眠れているか。定期通院や服薬をきちんと行えているかも大切です。健康は働くうえでの土台となるため、まずは「生活のリズムを整えること」が就労に向けた第一歩となります。


障害管理

自分の障害特性を理解し、必要に応じて周囲に伝えられることも重要となってきます。
例えば「疲れやすい」「人混みが苦手」「音に敏感」等、自分の特性を知っておくことにより無理せずに働く方法が見えてきます。また、福祉サービスや福祉制度を活用することも、安心して就労するための大切な準備となります。


体調管理

体調には日によって波があるのが自然です。
大切なのは、波があっても自分で「今日は無理をせず休もう」「できる範囲で動こう」と判断できる事。調子が崩れた時に相談できる人や場所と繋がりを持つことも、体調管理のひとつとなります。 「頑張る」だけではなく、「自分を守る工夫」も就労には欠かせません。


生活リズム・日常生活

働く準備というと、どうしても「仕事に関係すること」に目が向きがちですが、普段の暮らしも就労の大きな基盤にとなってきます。「生活リズム」と「日常生活」の2つに分けて考えてみましょう。

▢ 生活リズム
朝決まった時間に起きて、夜はしっかり眠る。毎日の生活リズムが整っていると体調の安定に繋がります。まずは、「朝同じ時間に起きる」「朝ごはんを食べる」等、小さな習慣から始めてみませんか。

▢ 日常生活
掃除や洗濯、買い物、食事の準備等、普段の家事も大切なスキルとなります。働き始めると自分の時間が限られるため、生活の段取りができていると気持ちにも余裕が生まれてきます。

対人技能

仕事は1人で完結するものばかりではありません。職場では上司や同僚、顧客等、様々な人と関わる場面が出てきます。 そのため、ちょっとしたあいさつや会話のやり取り等、人との関係を築くための“コミュニケーションスキル”も大切な準備の1つとなります。

まとめ

職業準備性ピラミッドは、「生活の安定」から始まり、段階を踏んで就労に近づいていく考え方です。 まずは体調管理や生活リズム、人との関わり等、日常生活を整えていきましょう。7月の講座では『職業準備性のピラミッド(後編)』を行います。ぜひ、リンクス川越東口のプログラムを活用して、スキルアップを目指してみてください。

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