人に対する思い込みを減らそう!ステレオタイプについて【教養講座】
金曜日の4コマ目は、毎週恒例の講座の日!(^^)!
今回のテーマは「ステレオタイプについて」です!
「ステレオタイプ」という言葉を聞いたことはありますか??
ステレオタイプとは、社会や集団の中に当たり前のように浸透している固定化された物事の見方です。
元々印刷用語で、印刷タイプを複製するための鉛版の事を「ステロ版」と言うことから「判で押したような同じ考え方」という意味で使われるようになったと言われています。
ステレオタイプでよく知られているのが血液型です。
「A型は几帳面だ」「B型はマイペースだ」といったようなものをよく耳にすると思います。
しかし、実は血液型と性格の関係性については科学的根拠がないとされています。
他にも「女性はおしゃべりが好き」「茨城県民は納豆をよく食べる」といった性別、地域など多くのステレオタイプがあります。
なぜこのようなステレオタイプという考え方を持ってしまうのか、今回はその仕組みと改善策について講座を行いました。
そもそもステレオタイプは脳の情報過多を防ぐためにあります。
多くの情報にあふれると頭の中の情報量がいっぱいになって脳が疲れてしまったり、瞬時の判断ができなくなってしまうからです。
しかしこれに否定的な感情などが結びつくと偏見や差別に繋がります。
人や物を単純化しすぎてしまうため、その人が元々持っている本質を見逃してしまいます。
ステレオタイプは日常生活の中で自然と身についた考え方であるため、変えていくのは簡単ではありません。
大事なのは自分自身がステレオタイプを持っているということを自覚して、それに流されないように相手をしっかりと見ようとすることです。
「あの人○○っぽいな…」と思っても、それだけで相手を判断してしまうことは自分の視野を狭めてしまいます。
そうならないためにも普段接したことのない(しようとしない)人と接してみたりすることで、新しい価値観が生まれるかもしれません。
最初は「自分の苦手そうな人だな…」と思っても、少しずつ接していくことでその人の意外な部分が見えてくることもあるのではないかと思います(^^)