記憶力を高める方法

記憶力を高める方法

勉強や仕事をしていると「もっと多くのことが覚えられたらいいのに…」なんて思ったことはありませんか?

今回は頭の中で起こる記憶のメカニズムとともに記憶力を高める方法をご紹介しますので、覚えることが苦手だという人はぜひ参考にしてみてください。

記憶の種類

記憶とは、ある事柄を覚えて忘れないように保持し、必要に応じて思い出すことです。

記憶は基本的に3つの種類に分けられています。
『エピソード記憶』…昨日の夕飯のメニューや夏休みの思い出など、いつどこで何があったなどの出来事の記憶
『意味記憶』…友人の名前や辞書に載っている単語の意味など知識に関する記憶
『手続き記憶』…自転車の乗り方やコツなどいわゆる「体で覚える」記憶

また、記憶の保持時間にも種類があり感覚記憶・短期記憶・長期記憶という名前の3種類で分けられています。それぞれの記憶の保持時間は以下のようになります。
感覚記憶:視覚が数百ミリ秒、聴覚が数秒
短期記憶:約15~30秒
長期記憶:ほぼ永久

記憶の仕組み

人は何かを暗記するときに、目や耳から入った情報は脳の「海馬」というところに一時的に貯蔵されます。

海馬で新しいことを記憶し、その後古い記憶は大脳皮質と呼ばれている脳の外側にある大きな部位に記憶されます。

海馬という部位は非常に繊細なもので酸欠とストレスに弱いとされています。
そのため、ストレスをため込みすぎると機能が低下する恐れがあります。

強い恐怖を覚えた時に発症する「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」は、この海馬に強いストレスを加えることで発症されるとされています。
また、認知症は海馬が委縮することで記憶障害を引き起こすともされています。

なので海馬を守るためにも、適度にストレスを発散するようにしましょう!

記憶力を高める方法

記憶力の高め方

記憶の仕組みを理解したところで、最後は記憶力を高める方法をいくつかご紹介します!


・睡眠をとる
暗記モノの勉強をするとき、「寝る前にするのが効果的である」と言われてます。
理由としては睡眠をとると脳の中の情報が整理され記憶に残りやすいからだそうです。
特に午後10時から午前2時までは脳のゴールデンタイムと言われており、この時間帯に睡眠を取ると脳が情報を整理し、記憶として定着しやすいとされています。
脳だけでなく、身体的にも「最も回復しやすい時間」でもあるため効率が良いです。
睡眠時間は個人差がありますが、大体平均6~7時間程度を目安にとれるとよいと思います。

・適度な運動をする
ジョギングなどの有酸素運動は血行が良くなり、脳に酸素が送り込まれることで海馬の容量の増やすことができると、ある論文に発表されています。
軽い運動などは気分転換にもなるので適度にリフレッシュしていきましょう!

・他人と情報を共有する
人は話をするとき、頭の中にある記憶を引っ張り出し、順番に並べて整理して話すという作業をすばやく行っています。
そのためこれを繰り返し行うことで頭の中の情報が整理され脳が活性化されます。
また、人に教えたり、教えてもらったりすることで理解が進むと言われています。
口に出してみることで自分がどこまで記憶しているのかという確認にもなりますね。

・新しいことを始めてみる
毎日同じことを繰り返すのはストレスも少なく楽ですが、その状態だと脳が活性化されません。
例えば行ったことない場所に行ってみたり、掃除を徹底的に行ってみたり、普段しないことを行い新しい景色を取り入れてあげましょう。

・書いて覚える
話すというのもよいですが、新しいことを覚えたいときには文字を書くということもおすすめです。
文字を書くと腕を動かすため、脳が活性化されます。
特に単語などのものは青いペンで書くと暗記しやすいと言われています。
青色を見ることで副交感神経が活発に働き、血圧が下がり、脈拍が落ち着いてリラックスできるといった効果があるとされています。
書いたことを繰り返し見直して、何回も復習することで記憶が定着しやすくなります。


人間の脳は忘れやすいように作られているので、記憶力がなくても落ち込む必要はありません。
年齢による記憶力の低下傾向も見られますが、歳をとっても記憶力の向上は可能とされています。

ただ、睡眠不足や疲れがたまったままだと脳がうまく働かず、記憶力が低下しがちになります。
ストレスを減らし、脳を常に活性化させるということが記憶力を高める大きなポイントになるのではないかと思います。

そのためにまずは睡眠や運動などの生活習慣を見直し、日々の生活を整えることから始めてみましょう!