質問する時のポイントを理解しよう!【基礎教養講座】

質問の仕方

金曜日の4コマ目は講座の日です! 本日は文法講座「読解力」の応用編です。

就労して間もない頃はわからないことが多くあると思います。 質問をしたいけど何を聞いたら良いか分からない、自分の言いたいことがまとまらず、どのように質問 すれば良いのか分からない等の理由で質問を苦手とする方も多いのではないのでしょうか?

ですが、分からないことを誰にも聞かずにそのまま放置したり、「多分こういうことだろう」 という自分勝手な判断で仕事を進めてしまうと、ミスをしてしまうだけでなく、場合によっては 重大なトラブルにつながることもあります。

質問をする際には事前に聞く内容をまとめ、どういう聞き方をするかの準備が必要です。 そのためにはまず「結論から話す」ということが基本となります。

しかし「それはわかってるけどできない…」という方が多く見受けられます。それは原因と して主語・述語を明確にじゃないからであると考えられます。

ゲーム理論

そこで、今回は主語・述語を明確にしていくことを目的として、講座では次の「ゲーム理論」についての文章を例に主語・述語がどこかを考えてみました。

『ゲーム理論とは、社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互 依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問である。数学者ジョン・フォン・ノイ マンと経済学者オスカー・モルゲンシュテルンの共著書『ゲームの理論と経済行動』(1944 年) によって誕生した。元来は主流派経済学(新古典派経済学)への批判を目的として生ま れた理論であったが、1980年代の「ゲーム理論による経済学の静かな革命」を経て、現代 では経済学の中心的役割を担うようになった。』(Wikipedia より引用)

この場合の主語「ゲーム理論とは」に対し、それにあたる述語は「学問である」です。 「何が(は)・だれが」が主語、「どうする、どんな状態であるか、どんなだ」などといっ たものが述語となります。

文章が長く、わからない単語も多くて正直何言ってるかわからない!となっても、この主 語・述語を明確にすることで簡単にですがゲーム理論とは何なのかが理解しやすくなりま す。

このように主語・述語を明確にすれば結論から話すということにも繋がってきます。 相手 の話が長い場合やまとまりがない場合も、「それは~ということですか?」といったように 一度要約して確かめることで理解を深めることができます。

これらは新聞や本などを読んで要約するクセをつけてみるといいかもしれません。 「わからない」という事は、悪いことではありません。 「わからない」ことは放置せず、しっかり質問して自分の為に仕事に活かしていきましょう!

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