避難訓練【教養講座】
木曜日の4コマ目に教養講座【避難訓練】を行いました。今回の避難訓練は柏市の「新型コロナウイルス等の感染症を踏まえた避難所運営について」を参考に、避難場所で過ごす場合の注意点や持ち物についてを説明し、大きな揺れから身を守るための安全対策を皆さんと一緒に考えました。
また実際に非常階段を使用し、全員でビルの出口までの経路を確認しました。
新型コロナウイルスによる感染症対策において避難所内で感染症が拡大する恐れがあります。そのため災害の程度によっては、在宅での避難または親戚、知人宅、ホテル、旅館などさまざまな場所へ避難するなど分散避難を推奨しています。
【在宅避難が可能か確認】
- 災害情報を調べた上で安全であることが分かっている
- 自宅に安全対策が実施されており二次被害の心配がない
- 避難生活を送るための防災グッズが備蓄されている
以上の条件に当てはまらない、または在宅避難が難しいと判断し避難所に避難する場合には、非常持ち出し品にマスク等の感染症対策の物品を含めて持参しましょう。
なお、避難所には災害用の備蓄品として消毒液やマスクを用意していますが、数に限りがあり場合によっては不足する可能性があるため極力持参しましょう。
- マスク(マスクの代わりとなるタオル等)
- アルコール消毒液(除菌シート)
- 体温計
大きな揺れが起こった場合、自宅やリンクスまでの経路でどんなところが危険かみなさんに書き出してもらいました。
- 冷蔵庫や食器戸棚の近く
- 窓ガラスの側
- 自宅から駅までの通り道にある工事現場
次に地震の後、室内や屋外はどのような状況になっているでしょうか?自分の身の回りで起きそうな危険をイメージし考えてもらいました。
- 家の中でいろいろなものが倒れて通路を塞いでしまいそう。
- 自宅から駅までの道でブロック塀が倒れるかも。
- ガラスの破片が散乱しそう。
大きな地震の後は、室内も家の外も危険な状態です。まわりに危険がないか確認しましょう。
室内でケガをしないための対策としては「懐中電灯」「ヘルメット」「底の厚い靴」「厚めの靴下」「軍手」などを袋にまとめ、家具などが地震で倒れて移動してもすぐにみつけられるような場所に置いておくと良いでしょう。
今回講座に参加した皆さんから「地震の備えについて改めて考える良い機会になりました。」「非常時の避難経路を実際に確認できたので良かったです。」などの感想がありました。
地震はいつ発生するか分かりません。被害を最小限に抑え対処するには、地震発生時の行動手順を事前に確認しておき、何が必要かを考え備えておくことが重要です。
また、いざというときの判断力も大切です。日頃から視野を広く持ち、素早く物事を判断できるよう意識してみましょう。リンクスでは定期的に講座、グループワークを行っております。興味のある方は体験で講座やグループワークへの参加もできますので、お気軽にご連絡ください。