身の回りの整理整頓について【教養講座】
火曜日の4コマ目に教養講座【身の回りの整理整頓について】を行いました。整理整頓をすることでどのような効果があるかを考えてもらい、資料を使いながら日常生活や仕事に及ぼすさまざまな効果についてお伝えしました。
文字通り「整理」と「整頓」というふたつの言葉からできています。どちらも「片付ける」や「整える」など、似たような意味に思われがちですが、実はまったく違う意味を持っています。
「整理」→”これは必要”、”これはもう使えない”など、いるものといらないものをしっかり区別し、不要なものは処分することです。
「整頓」→きれいに整った状態にすること。モノがぐちゃぐちゃに散らかった状態から、きちんと秩序に沿って収納・配置された状態にすることです。
「整理整頓」のコツは捨ててから整えること。「不要なモノを整頓してしまう」ことのないように、必要なモノとそうでないモノをしっかり分別し、定期的に整理整頓することを心がけましょう。
日常生活や仕事にどのような効果があるのかみなさんに考えてもらいました。
- 必要なものがすぐ見つかる
- 見栄えが良い(綺麗に整頓されていると精神衛生上良い)
- 集中できて効率が上がる
- ものの場所が決まっていると探す時間を短縮できる
- スペースが広くなって作業しやすくなる
その他、考えられる効果。
- 目の前にあるものを片付けることで、頭の中も整理される
- 適性な数を知り必要以上に購入しなくてすむ(節約ができる)
- 掃除しやすい(ホコリやゴミが溜まることがなく衛生的)
職場での整理整頓の効果について特に重要なことを3つお伝えしました。
周辺が散らかったまま仕事をすると、必要な資料やデータの保存場所がわからなくなったり、モノを探す時間が発生します。散らかった状態だと探し物もなかなか見つからず、かなり無駄な時間を割くことになります。
大切な書類が見つからない、積み上げていた資料が倒れて周囲に散乱してしまったなど、デスク周りが散らかっていることで起こるトラブルは少なくありません。整理整頓がきちんとできていれば、書類の紛失や資料の山の崩壊などは起こり得ないので、ミスを減らせます。
整理整頓が出来ないことで、ホコリやゴミが溜まるなど衛生面にも影響を及ぼします。職場環境が不衛生だと、風邪などの感染病が流行った際にはより拡散する可能性が高まり、自身だけでなく、周囲にも多大な迷惑をかけることになります。
社会人の重要なマナーの一つでもある整理整頓は、周辺がきれいに整備されていると気持ちがよく、無意識に仕事へのやる気も上がります。また、整理整頓をすることで取捨選択ができるようになり「必要・不要」「好き・嫌い」の判断が早くなります。
実際に整理整頓をすると以下のように生活に嬉しい変化が起きる人も多いです。
- 気持ちがスッキリして、体調が良くなった
- 不安になったりイライラすることが少なくなった
- 仕事とプライベートでメリハリができた
必要最低限のものに絞り整頓する作業は始めは大変に感じるかもしれません。しかし、その生活に慣れてしまえばメリットと感じる部分も多いと思います。自分自身を良く知るチャンスだと思い、まずは身近なところからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
リンクスでは定期的に講座、グループワークを行っております。興味のある方は体験で講座やグループワークへの参加もできますので、お気軽にご連絡ください。