自己理解を進めていき、ご自身の特性や症状を洗い出し、経歴や経験から強みと弱みを整理して……
「自分に合った職場ってどんなところだろう?」と悩んでいらっしゃる方も多いかと思います🧐
これからご紹介する厚生労働省が提示している配慮事例を元に、
自身にとって適切な職場環境とはなにか、どんな配慮があれば働きやすいかを一緒に考えていきましょう💡✨️
ADHDの方は、業務の優先順位を把握することが苦手であったり、曖昧な指示で混乱してしまうことがあります。
そこで、実際に以下のような取り組みがなされている企業があります💡
🔸予定などが急に変更されると混乱して仕事に専念しにくくなるとのことなので、
スケジュールはなるべく早く伝えるようにしている。
🔸口頭で伝えただけでは忘れてしまうことが多いので、
指示事項などを紙に書いて渡したり、ホワイトボードに記載したりしている。
🔸複数の者から指示をすると混乱するため、指示系統を統一し、
本人に二重に指示が伝わらないようにしている。
🔸同時に複数の作業を指示すると混乱するため、
一つの作業が終了してから次の作業の指示を出している。
🔸工程数の多い作業は、一つ一つの工程に分けて指示をしている。
🔸「だいたい」「おおよそ」などの曖昧な指示では、正確な作業遂行に至らない場合があるので、
数値化するなど、指示を具体的に出すようにしている。
このように、
指示が具体的に数値化されていたり
口頭だけでなく視覚的に確認できる環境が整えられていたり
指示系統が統一されていると安心して働けそうですね!
ADHDの方は、外部の刺激に注意が向きやすく集中力を持続させることが難しかったり、
忘れ物やケアレスミスが多いという困りごとがある方が少なくありません。
逆に、特定の興味対象に対して時間や周囲を忘れて極度に没頭してしまい業務に支障をきたすということも。
そこで、実際に以下のような取り組みがなされている企業があります💡
🔸周囲の視覚的な刺激に反応しやすいということだったので、
集中して作業ができるよう、席にパーテーションで仕切りを設けている。
🔸本人の話について、周りの職員が「○○ということですか?」と復唱してお互いに確認するようにしている。
🔸声かけをしないとずっと仕事をし続けるため、休憩時間には声をかけて休憩を促している。
このように、
周囲の雑音や動きが気になりづらい環境が整えられていたり、
周りの方との二重チェックができる体制があったりすると
より効率的に働けそうですね!
ADHDの方は、不注意、多動性、衝動性といった特性に起因して、
コミュニケーション面での困りごとを持っていらっしゃる場合もあります。
そこで、実際に以下のような取り組みがなされている企業があります💡
🔸困っていることがないか、上司から声かけをして話をきくようにしている。
🔸あいさつ、会話が適切にできるよう、周りの職員から声をかけている。
🔸人との関わり方やコミュニケーションの取り方、
会社のルールやマナーについての研修を行った(他の職員も一緒に受講)。
このように、
研修で順序立てて話す練習をしたり、
困ったときに周囲のサポートを受けられる体制があると、
良好な人間関係を構築できスムーズな仕事に繋がりそうですね!
障害をお持ちの方は定期的な通院が必要である場合が多いです。
そのため、受診日によって勤務日の調整ができたり、
突発的な体調不良にも対応してもらえる柔軟な勤務体制は大きな配慮となり得ます。
また、集中力を保つために適切なタイミングで休憩できる環境や、
一人で休めるスペースがあるとありがたいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に以下のような取り組みがなされている企業があります💡
🔸昼食時の雑談が精神的負担となるという本人からの申し出があったため、
空いている会議室などで一人で昼食をとることを認めている。
🔸シフトを調整し、受診日は優先して休みが取れるようにしている。
シフト制で受診予定に合わせて柔軟な働き方ができたり、
テレワークやフレックスタイム制度を利用できる企業であれば、
より安心して体調管理と長期就労を両立できそうですね!
「自己分析」で知った自身の特性や困りごとを整理していくことは、
適切な職場環境を見つけることに繋がります✌
どんな配慮があれば働きやすいかを明確にして就職後のミスマッチを防ぎ、
長期就労に繋げていきましょう!
リンクス松戸では定期的な講座やグループワークを実施しています。
見学や体験の方の参加も大歓迎です!是非お気軽にお問い合わせください♪





