レジリエンスとSST②【教養講座】

こんにちは、リンクス新越谷です!

9/23(金)にレジリエンスSSTについて講座を行いました!
喜怒哀楽の表情が書かれたボール
【レジリエンス】とは

レジリエンス(英:Resilience)とは、心の回復力のことです。

ゴムボールを想像してみてください。
指で押すとボールはへこみますが、指を離すと徐々に元の形に戻っていきますよね。

ボールと同様に、辛い出来事や悲しい出来事で落ち込むことがあっても、心には徐々に元の状態に戻ろうとする力を備えています。 このような働きをレジリエンスと呼びます。

レジリエンスでは自分の感情を整理して、人に伝えることも大切です。
しかし、相手を尊重しながらも自分の意見や気持ちを伝えることは意外と難しいですよね。
そのような時は、SSTという方法で自分の気持ちを伝える練習をしてみましょう!

今回の講座では、レジリエンスのSSTとして感情の整理をご紹介しました♪

SSTとは

SSTとは社会生活技能訓練(英:social skills training)の略称です。
社会で生活していくために必要なスキルを身につける訓練のことを指します。
「他の人に何かをお願いする」「頼まれごとを断る」といった社会生活で必要なコミュニケーション能力の向上を目的として行います。

SSTの流れを簡単に表すと下記の3つだけです!
①出来事/テーマを決める

②適切な台詞を考える

③ロールプレイで伝える練習をする
SSTでは、飲み会の断り方や仕事の依頼方法などテーマを決め、その時に言う言葉を考えます。
そして考えた言葉を口に出してみて、実際の場面に遭遇した時、自分の考えや希望を言葉に出せるように練習していきます。
SSTは円滑なコミュニケーションについて事前に準備し、練習することなのです!

レジリエンスのSST

レジリエンスを踏まえてSSTを実践する時は、感情を書き出して整理することが大切です。

レジリエンスのSSTの流れは下記のようなものです♪
①出来事/テーマを決める

②その時の感情を3つ以上書き出す

③感情その1を伝える台詞を考える

④感情その2を伝える台詞を考える

⑤感情その3を伝える台詞を考える

④ロールプレイで練習してみる
SSTより手順が多いことに目がいくと思います!
レジリエンスのSSTは、感情を整理することに力を入れています。
まずは自分がどんな気持ちになるのか知っていきましょう!

また、ポイントとしては感情をできるだけたくさん書くことが大切です。
感情を書き出すことで、一番伝えたいことを伝えられるようにしましょう♪

テーマ:先輩にお願いをする時

職場の人に書類を見せている
今回は「職場の先輩に仕事をお願いする時」をテーマにしました。
お願いする時、お相手の反応があった時、感謝を伝える時の3つ場面から、自分の感情を整理しました♪

皆さんからは以下のような感情が話題に挙がりました!
・仕事はチームでするものだから、何も気にしない

・相手の反応が薄いと心配になる

・クッション言葉を大切にしたいと思う

・申し訳ない気持ちになる

共感できる感情はありましたでしょうか?
感情を整理した上で、自分の気持ちを伝えると円滑なコミュニケーションが取りやすくなります!
ブログを御覧の皆さんも、テーマを1つ取り上げて考えてみてください。

参加者の感想

参加者の皆さんからは、以下のような感想が挙がりました!
・ストレス対処を身につけたいと思った

・SSTのようにコミュニケーションを取れるグループワークをしたい

・グループワークのように話せて楽しかった

・他のテーマでも取り組んでみたい

この他にもたくさんの意見をいただきました♪

レジリエンス講座では、今後も皆さんから頂いた意見を反映して実施してまいります!!

リンクス新越谷では、レジリエンスの講座を毎月第2・4金曜日に行っております。
ご見学やご体験の方の参加も大歓迎です!お気軽にお問い合わせください♪

見学・体験をご希望の方は、
お気軽にお問合せください!