セルフトーク【教養講座】
就労移行支援事業所リンクス千葉で「セルフトーク」についての講座を行いました。
セルフトークという言葉を聞いたことはありますか?
セルフトークとは、内省的な心の声のことです。セルフトークを正しくマネジメントすることで、理想の自分に近づいたり、仕事の生産性を上げたりすることにつながります。
今回の講座では、ポジティブな思考を作れるように、セルフトークへの理解を深めてもらいました。
▼目的
ポジティブな言葉を意識的に使う大切さを知る
▼ゴール
セルフトークを正しくマネジメントできるようになる
■セルフトークとは?
前述の通り、セルフトークとは内省的な心のつぶやきのことです。「自己会話」「ひとりごと」とも呼ばれます。
意識的に発することもありますが、ほとんどは無意識に発しています。
例えば、「疲れたな」「調子がいいな」「しまった…」「最高!」「楽しいな」など、頭の中で発している言葉を指します。
セルフトークは1日4~6万回発していると言われています。
発する言葉がそれほど多いので、当然ながら言葉をかけられている自分自身の精神に影響が出やすいと言えます。
この言葉がポジティブならば、自分自身もポジティブになり、良い精神状態を保ちやすくなります。
セルフトークを正しくマネジメントすることで、目標の達成に向けてポジティブな思いを保ち、仕事においても良い影響を与えることができます。
■あなたはどんなタイプ?
セルフトークは無意識に発していることが多いので、まずは自分自身がどのようなセルフトークをしているか確認してみましょう。
思いがけない場面で相手から褒められたときはどのように反応しますか?
『ありがとうございます!嬉しいです』
→素直に褒め言葉を受け止めて喜ぶことができるのはポジティブな人と言えます。
そのような人は普段からポジティブなセルフトークをしていると思って良いでしょう。
『いえいえ、そんなことないです。たいしたことないんです』
→謙遜さは大切ですが、素直に喜べないことが日常化してしまうのは良いこととは言えません。
ネガティブなセルフトークの習慣やクセがついているのかもしれません。
■セルフトークのコントロール
1日分のセルフトークのうち、後ろ向きなものが多くを占めていると言われています。
ネガティブなセルフトークをできるかぎり少なくし、ポジティブなセルフトークに変えていくこと。これがセルフトークのコントロールです。
ネガティブなセルフトークをポジティブに変換するポイントを今回は3つ紹介しました。
- セルフトークに意識を向ける・・・まずは自分が無意識に頭の中で何を言っているのか認識することが必要です。
- 少しだけポジティブなセルフトークを意識して過ごしてみる・・・無意識で行っていたことを意識できるようにします。
- ポジティブなことを思い浮かべるように意識する・・・意識した言葉をポジティブなものに変えるだけでやる気が出たり、元気になったりすることがあります。
講座に参加された方と、具体的にどんなポジティブなセルフトークができるかを考えました。
「プレッシャーに押しつぶされそう」「いつまでたっても結果が出ない」「本当に自分にできるのかな、不安だな」などのネガティブなセルフトークをポジティブなセルフトークに変換してもらいました。
出てきた意見の中には、「一つ一つ信頼を積み上げていこう」「失敗しても良い、思い切りやろう」などがあり、ポジティブな言葉に変えることができていました。
リンクスでは定期的に講座を行っております。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。