【ビジネス講座】私の障害特性の作り方

こんにちは!
就労移行支援事業所リンクス川越東口です。

本日は12月5日(木)に開催いたしました、『ビジネス講座:私の障害特性の作り方』をご紹介します。

就職活動で必要な書類

企業に応募する場合は、以下の書類が必要になります。

①履歴書
自分を知ってもらうプロフィール書類のこと。

②職務経歴書
これまでの経験、スキルをアピールする書類のこと。

③送付状、添え状
応募書類を郵送する際に同封する書類のこと。

④私の障害特性
障害者雇用枠に応募する際に使用する書類のこと。


私の障害特性

◆障害特性の役割
私の障害特性は、自身の障害について詳細をまとめた書類のことを言います。書類作成時は、A4用紙1枚程度にまとめましょう。
(※企業の所定の書類が準備されていることもあります。)
具体的に記入することで「自己分析がしっかりできている」と企業へのアピールにも繋がります。
履歴書、職務経歴書とともに提出が必須の企業も多いため、「自己理解の深化」「苦手克服期」のステージでしっかり自身と向き合っていくことがとても大切です。

◆障害特性とは
障害を持つ人が有する特有の性質のことを言います。
疾病⋯病気や病名。
症状⋯病気や傷の状態、疾患により起こるもの。
障害⋯長期的に日常生活・社会生活に制限を受けざるを得ない状態。疾患を原因として起きる本人の生きづらさ。

◆記載内容
①障害概要
・障害名(診断名)
・手帳(種類、等級、取得年月日)

②通院医療機関
・通院先、通院頻度、主な診断内容

③発症/受傷の経緯、現在の状況
・診断の経緯(障害に気づいた時期や状況、診断を受けた時期)
・自身の症状と現状

④障害特性への自己対処方法
・特性からくる状態、自己対処方法

⑤必要な配慮
・業務上の配慮事項
・自己対処法の上、企業にお願いしたいこと

記載例

①障害概要
診断名:うつ病
手帳取得年月日:令和2年1月(精神保健福祉手帳)
手帳等級:3級

②通院医療機関
医療機関名:川越クリニック
通院状況:4週に1回、経過観察および処方箋をもらうため

③発症の経緯/現在の状態
平成2年頃、業務過多のストレスから不眠および食欲減衰が出現。仕事に影響が出ているため、平成3年6月2日に脇田町クリニックを受診。うつ病と確定診断を受けました。当時は抑うつ気分および疲労感が強く、布団から出るのが精一杯な状態でした。しかし、現在は服薬および7時間の睡眠時間を確保することにより、症状が出現することなく経過しております。

④障害特性/自己対処の方法
特性:疲労感を感じやすいです。
<状態>疾病の特性から疲労を感じやすいです。
<対処>7時間の睡眠および休憩時間に30分ほど仮眠を取ることにより、1日を通して業務を行えるよう取り組んでいます。

⑤必要な配慮
<配慮①>
月に一度、第4木曜日に通院のためお休みをいただけますと幸いです。
<配慮②>
考えをまとめるのに時間がかかるため、メモを取った後に5分程まとめる時間をいただけますと幸いです。

まとめ

私の障害特性は、応募書類の中でもとても重要な書類になります。自身の状態、自己対策、必要な配慮等について具体的に記入することで『自己分析がしっかりできている』と企業へのアピールにも繋がります。
また、配慮事項を伝える上で合理的配慮についても考えることが大切です。安定した長期就労の為にも、体調について継続して管理していきましょう。

今回の記事を読んでみて就労移行支援が少しでも気になる方は、まずは質問だけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
みなさまのご連絡お待ちしております♪

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