冬の感染症と症状対策【教養講座】

こんにちは!
リンクス川越東口です♪

『インフルエンザ』『ノロウィルス』などの名前をニュースで耳にする日が増えてきましたね。

リンクス川越東口では先日『冬の感染症と症状対策』の講座を開催し、冬の感染症の特徴や症状対処などについて利用者さんと一緒に学びました。

講座の目的

① 感染が成立する3つの要因と標準予防策について知る
② 冬の感染症である『インフルエンザ』『ノロウィルス感染症』の特徴と対処法を学ぶ

感染が成立する3つの要因と標準予防策

感染が成立する3つの要因
①病原体
病原体に感染している人、病原体に汚染された物や食品、病原体が含まれた嘔吐物や排泄物などのこと

②感染経路
病原体が宿主に侵入する経路のこと

③感受性宿主
感染する可能性が高い人


標準予防策(要因に対しての予防策)
①感染源の排除
感染源(人や物)に近づかない、触らない、清掃・洗浄・消毒、隔離、廃棄など

②感染経路の遮断
手洗い、うがい、マスク、持ち込まない、持ち出さない

③免疫力の向上
予防接種、栄養、睡眠、適度な運動、ストレスマネジメントなど

インフルエンザ

<流行の時期>
例年12月~3月頃に流行します。

<症状>
38℃以上の発熱や悪寒、咽頭痛、関節痛、頭痛、全身倦怠感などの全身症状が比較的急速にに出現し、症状が1週間ほど長引く場合もあります。

<対処>
早めに病院受診の相談をし、発症後12時間以降、可能であれば24時間後を目安に検査を受けましょう。医師が必要と認めた場合には、抗インフルエンザウイルス薬が処方されます。

<予防>
インフルエンザには免疫をつけるためのワクチンが存在します。1回の接種により、約2週間で抗体が増えます。
抗体は3~6ヶ月で徐々に減少するので、12月までに接種を終えることが望ましいでしょう。

日頃の手洗い、うがい、生活環境作り(室温20℃~25℃、湿度50~60%)、人混みを避ける、マスクの着用、免疫力を上げるための生活習慣、アルコール消毒などの対策も有効です。

ノロウィルス感染症

<流行の時期>
1年を通して発生しますが、急速11月~3月に流行します。

<症状>
主な症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢で、通常は1~2日続いた後に治ります。初期症状は、嘔吐と下痢で、噴射するような激しい嘔吐や水様性便が特徴です。

<対処>
嘔吐や下痢が激しく、口からの水分補給が難しい場合は、点滴が必要となるので早めに医療機関を受診しましょう。
嘔吐した人の近くにいたり、嘔吐物に触れた可能性がある人は、潜伏期間(48時間)を考慮します。
軽度で家庭で対処する場合、下痢を止める薬はウィルスが排出されなくなって治りが遅くなります。
脱水予防に努めながら過ごしましょう。

<予防>
基本はせっけんと流水によるこまめな手洗いと調理時の加熱です
ノロウィルスはせっけんやアルコール消毒液などで死滅させることはできません。
(床の汚染などには次亜塩素酸ナトリウム液を使用します。)

まとめ

今回の講座の中では、『昨夕から寒気があり、今朝は体温が37.1℃と喉の違和感、寒気、関節痛があるが、仕事や訓練がある場合』を想定し、対応について意見を出し合ってもらいました。
他の利用者さんの意見を聞くことで、対応の幅が広がったのではないでしょうか。

普段から免疫力を高める生活習慣を意識し、この冬を乗り切りましょう!

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