感覚過敏について考えよう【教養講座】

こんにちは!
リンクス川越東口です♪
8/1(木)に講座『 感覚過敏への対処 』を行いました!

感覚過敏とは

感覚過敏(かんかくかびん)とは、外部からの感覚刺激に対して通常よりも過敏に反応する状態のことを指します。これは特定の感覚に対して過剰な感受性を示すことを意味します。

感覚過敏の種類と内容は以下の通りです。

聴覚過敏

日常的な音が非常に大きく感じる特性です。 騒音がストレスや不快感を引き起こします。 例えば、電車の音や人の話し声が耐え難いと感じることがあります。

視覚過敏

光や色に対して過敏に反応する特性です。 明るい光やカラフルなパターンが疲労や頭痛を引き起こすことがあります。 例えば、蛍光灯の光が強烈に感じられることがあります。

触覚過敏

皮膚に触れる感覚が過度に不快に感じる特性です。 衣類や布地の感触が耐え難く感じることがあります。 例えば、タグや縫い目のある衣服が不快であることがあります。

嗅覚過敏

匂いに対して非常に敏感な特性です。 普通の人には気にならない匂いが強烈に感じられ、不快感を引き起こすことがあります。 例えば、香水の匂いや食べ物の匂いが耐え難いと感じることがあります。

味覚過敏

食べ物や飲み物の味が非常に強く感じます。 特定の味を好まない、あるいは避けることがあります。 例えば、辛い食べ物や酸っぱい飲み物が非常に強烈に感じることがあります。


感覚過敏の原因については、神経系の異常や環境的要因、その他の医学的状態があげられます。

神経系の異常は、自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの神経発達障害に関連していることが多いです。環境的要因については高度なストレスやトラウマが感覚過敏を引き起こすことがあります。その他の医学的状態については線維筋痛症や慢性疲労症候群なども感覚過敏の一因となることがあります。

参加者の様子

今回の講座では感覚過敏についての解説を行った後、それぞれの感覚過敏についての対処方法について支援員から説明を行いました。 参加された方の中には以前より感覚過敏であることを自覚している方もいて、真剣に支援員の話しを聞き、メモをとっている姿が印象的でした。

また、講座の後半には感覚過敏を持つ相手に対して自身が負担なくできる気遣いがないか検討する時間も設けました。

参加された方のほとんどは就労先に障害者雇用を検討している方が多かった為、就労を意識しながら相手に対する気遣いについて1人1人真剣に考えてワークに取り組むことができました!

まとめ

感覚過敏とは反対に感覚鈍麻という特性があることはご存知でしょうか。感覚過敏とは反対に感覚の鈍さがある特性です。講座では感覚過敏と合わせて感覚鈍麻についても解説を行いました。
人の持つ『感覚』は1人1人異なります。まずは自分と相手がそれぞれ異なる感覚を持つことを意識し、相手に対しどのような気遣いができるのか検討していきましょう♪
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