金曜日の4コマ目は毎週恒例の講座の日!(^^)!

本日のテーマは基礎教養講座として、「文章の書き方のコツ」について紹介しました。

文章を書く事に対して、苦手意識が強いという方も多いのではないかと思います。
「自分には文章を書く才能が無い」「何をどのように書けば良いか分からない」という方は、
以下に紹介する方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。

そもそも、文章力とは「文章を書く力」の事ですが、
よく言う「文章力がある」というのはどういう事なのでしょうか?

簡単に言うと、「誰に対しても分かりやすい文章を書く能力がある」
すなわち「伝えたい人に伝えたいことを伝えられる文章を書く力がある」という状態を指します。

ある本の中で、文章を書くコツは「自問自答である」と紹介されていました。

これだけではピンときませんが、人は文章を書く時に無意識のうちに自分に対して問いかけを行い、
自らその質問に答え、それを文章化しているそうです。




例えば、自分の職業について書いてくださいと言われて次の様な文章を書く時、
頭の中ではどの様な問いかけが行われているのか考えてみましょう!

「私は小学校の教師で、教師になったのは小学5年生の時の担任の影響を受けたからです。勉強が苦手な私に楽しさとやり方を親切に教えてくれ、いつか自分も先生になりたいと思う様になったのはその頃からです。」

この文章の書き手は、頭の中で「私はなぜ教師という仕事を選んだんだっけ?」といった質問を
無意識のうちに投げかけているのです!

このように、普段は意識していないと思いますが、
どのような文章を書く時にも、実は頭の中で自問自答を繰り返しているのです♪


文章力を高めるには、この「自分への質問」を意識的に行うと良いそうです!


では、具体的にどのような質問をすればよいのかを紹介したいと思います!

文章を書く時に自分に問いかける質問には以下の2種類に分けて考える事が出来ます(^^)
①フレーム質問:簡単に答えられる様な事実を確認するための質問
②スコップ質問:答えるのに少々時間がかかるような物事の内容を掘り下げる質問



例えば、【自分の趣味について】をテーマとして文章を書くとし、趣味がテニスだったとします。

《フレーム質問例》
質問①いつからテニスを始めたのか?……解答①小学生3年生の頃から
質問②どこでテニスをしているのか?……解答②家の近くの河川敷にあるテニスコート
質問③どのくらいのペースでテニスをしているのか?……解答③週に2~3回
といったものが挙げられます。

自分自身にこのような問いかけを行い、それに対して考えた解答を繋げていくと

        ↓  ↓  ↓
「私の趣味はテニスです。小学三年生の頃に友達に誘われてテニスを始め、今年でテニス歴は5年目になります。いつもは近くの河川敷にあるテニスコートを使って、週に2~3回は練習しています。」
といった文章が自然に出来上がるのです。

初めはこのように簡単に答えられるようなフレーム質問をしてみる事から始め、
慣れてくれば以下のようなスコップ質問を取り入れてみると良いでしょう♪


《スコップ質問例》
質問④テニスの面白さは何?……解答④相手のボールさばきを読んで、駆け引きを行うところ
質問⑤テニスをしていて一番嬉しかった瞬間は?……解答⑤小学6年生の時、地域の大会で優勝したこと


上記のフレーム質問の答えを繋げた文章に、
さらにこのスコップ質問の答えを足してみるとどうでしょう?

        ↓  ↓  ↓
「私の趣味はテニスです。小学三年生の頃に友達に誘われてテニスを始め、今年でテニス歴は5年目になります。いつもは近くの河川敷にあるテニスコートを使って、週に2~3回は練習しています。テニスの魅力は、相手との駆け引きを行う所だと思います。相手が次にどこにボールを打ってくるか、次にどこに走るかを予想し、相手の行動が読めて点数を取れた時はとても気持ちが良いです。テニスを始めてから3年目に参加した地域の大会では、練習の成果が出て強敵を倒し、見事優勝を掴む事が出来た時の感動は今でも忘れられない思い出です。」


フレーム質問の解答だけでも、文章を作る事は出来ますが、
このようなスコップ質問を取り入れていくと、読みごたえも増し、よりその人らしく深みのある文章になるのです(`・ω・´)


「趣味について書いて」と言われても何を書いてよいか分からないという場合は、
読む人が何を聞きたがっているかを考え、それを質問として自分に投げかけてみるとよいでしょう♪

慣れるまでは難しいかもしれませんが、自分にたくさん質問が出来る様になると、
「何を書こうか…」と途方に暮れる状態から脱出できるのではないかと思います★