定着支援について【ビジネス講座】

11月7日(木)にビジネス講座「定着支援について」を行いました。

就労定着支援事業は2018年4月から始まった障害福祉サービスなので、認知度もまだ低く、サービス内容の詳細について知らない人が多いと思い、この講座を開講しました。

定着支援事業

【定着支援の目的と背景】
定着支援は「就職者が長期就労できるようサポートすること」を目的としています。

昨今、障害者雇用での就職者数は増加傾向にあり、社会全体で障害者雇用が促進されていると言えます。

しかし、新たな課題として「就労定着」が上げられています。

就職活動を経て、せっかく就職できても、

・仕事のミスマッチ
・合理的配慮の不足
・障害理解が不十分である

などを理由とし、1年未満で仕事を辞めてしまうケースが多くみられます。


この対策として、
就労移行支援事業所などの障害福祉サービスを提供する事業所が、
雇用に伴い発生する問題をヒアリング、課題解決に向けた提案を行う事業を実施することになりました。

就労移行支援事業所リンクス柏のビジネス講座

【定着支援の期間】
定着支援事業所が提供するサービスを利用できるのは最大で3年間です。
就職後、半年間は所属していた就労移行支援事業所、就労継続支援事業所が定着支援を行います。

〈就職後〜6ヶ月目〉
利用していた障害福祉サービスの事業所が定着支援を行う。

〈7ヶ月目以降〜〉(※最大3年間)
定着支援事業を提供する事業所が定着支援を行う。


【サービス内容】
具体的にどのような定着支援を行っているかというと・・・

1、就職者、企業、支援員での三者面談
2、企業向けて、就職者の特性について説明を行う
3、就職者、支援員での面談

が主な内容です。


具体的なケースについては、

「自分の障害特性について、人事部は理解してくれているけど、一緒に働いている人たちにはあまり理解されていない。」
「同僚との人間関係で困っている。どのように対応したらいいのか分からない。」
「上司に仕事や指示の出し方を変えて欲しいけど、自分からは言えない。」

このような状況になった時、一人で抱え込んでしまうのではなく、支援員と一緒に課題解決に向けて対策を講じることが必要です。


職場での悩みや困りごとを解消していくことが長期就労に繋がるので、ぜひ定着支援事業を利用して、長期就労に繋げて頂ければと思います!



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