ステージ制度~苦手克服期~【教養講座】
10月17日(木)の4コマ目に「ステージ制度~苦手克服期~」について講座を行いました♪

「ステージ制度」とは?
リンクスでは、就職までのステップを明確にするため、利用開始から就職までを「通所安定期」「自己理解の深化」「苦手克服期」「就職準備期」「就職活動期」という5つのステージに分けています。
「ステージ制度」によって利用者さんは
➀自身がどのステージにいるのか
➁就労においてどのような課題があるのか
ということを意識しながら訓練に取り組むことができます(^^♪

「苦手克服期」とは?
「苦手克服期」は、「通所安定期」「自己理解の深化」に続く3つ目のステージです!
自身の苦手としていることが克服できるものなのか、障害上の特性として克服できないものなのかを見極めて対策を立てるステージとなっています。

今回の講座では、克服できるものとできないものを明確にすることの重要性について例を用いて説明しました。
(例)AさんとBさんが同じ悩みを持っていたとします。
その悩みは「朝、どうしても起きれなくて遅刻をしてしまう。」というものです。
そこで、スタッフはAさん、Bさんからヒアリングを行います。
回答は以下の通りです。
<Aさんのヒアリング内容>
・夜に寝ることができないので睡眠薬を飲んでいる
・朝も睡眠薬が残っている感じがして、どうしても起き上がることができない
・鬱の症状もあり、朝は体が石のように重く、トイレに行くこともできない時がある
<Bさんのヒアリング内容>
・深夜までスマホゲームをしてしまって寝る時間が遅くなっている
・まだ寝ていたいという気持ちが強く、布団から出ることが辛い
・目覚ましをかけずに二度寝してしまう
2人とも同じ悩みを抱えていますが、Aさんの場合は「障害特性として苦手」であるのに対し、Bさんの場合は「性格として苦手」であるという点に違いがあります。
そのため、解決のためにどのような対策を立てたら良いのかという点も違うのです。
苦手なことを整理して、克服できるものとできないものを見極めていきましょう!
リンクスでは定期的に講座、グループワークを行っております。
興味のある方は体験で講座やグループワークへの参加も出来ますので、お気軽にご連絡下さい。
