障害者雇用【ビジネス講座】
12/17にビジネス講座「障害者雇用」を実施しました!(^^)!
人によって働く理由や目的が違うように、体調や特性・希望の職種、理想のキャリアプランなどによって働き方もさまざまです。
その中で「障害者雇用」について学びました!
講座の目的は以下の2点です。
・障害者雇用について学ぶ
・働き方について考える
障害者雇用とは
障害のある人だけの採用枠「障害者雇用枠」で採用されて働くことです。
障害者雇用枠で働ける人は、「障害者手帳」を所持している人に限られます。
障害者雇用促進法
障害のある人の職業の安定を実現させるための法律が定められています。
・合理的配慮
企業側が障害のある人に対して無理のない範囲で配慮を提供する義務
・障害者差別解消法
正当な理由もなく、障害を理由として差別することを禁止
・法定雇用率
事業主に対して、障害のある人を一定の率以上で雇用することを義務付けた制度
「一定の率」を「法定雇用率」という
働き方の種類
障害のある方が働き方を選ぶ場合、大きく分けて3つの種類があります
クローズ就労(障害を開示せず働くこと)
・一般就労(一般雇用):障害のない方と同様の条件で働く
オープン就労(障害を開示して働くこと)
・一般就労(障害者雇用):障害者手帳を持つ方が応募することができる雇用枠
・特例子会社:障害のある方の雇用の促進・安定を図るために設立された会社
福祉的就労
・就労継続支援A型・B型:福祉と就労の中間にあるサービス
オープン就労とクローズ就労の比較
障害配慮・障害理解・求人数・最低賃金・就職後の支援について比較を行い、参加者それぞれが一番重要だと感じる部分について共有を行いました。
オープン就労とクローズ就労のどちらが良いと感じるのかは、人によって異なります。
Aさんにとってはメリットでも、Bさんにとってはデメリットと感じることもあるという事です。
どちらが求める働き方に近いのかを考えてみると良いでしょう!
働き方を考えるポイント
・働くときに必要な支援や配慮について考える
障害によって難しい事や、制限されることがあるのかどうか知ることが大切です。配慮してもらうことで、長く安定して働くことが可能なのかどうか、それとも特に配慮が必要ないのかどうかは、障害特性や症状によって異なります。
・障害を職場の人に知らせても良いと思うかどうか考える
知らせる→隠していない安心感
知らせない→一般雇用の人と同様の扱い、評価を得たい
自分にとって、知らせるメリットと知らせないメリットを考えてみることも一つです。
・自分が働く目的とは何か考える
働く理由は人によって異なります。給与やキャリアアップを優先させるのか、長く安心して働くために配慮してもらうことを優先するのか、まずは働く目的を明確にしましょう。
参加した方からは「今まで一般雇用で働いてきたが長く続かなかったので、今後は相談できる環境で長く働きたいと思った」「服薬や通院時に配慮がある環境で働くことを優先したいと思った」といった声があがりました。
障害者雇用のメリットとデメリットの感じ方は、障害のある人それぞれの状況により異なります。
また、長く安定して働くには自己理解を深めることが一番大切です。
自分にとってのメリット・デメリットを考え、働き方を選択する際に役立ててみてください!