自立訓練事業所リンクス川越です♪
「苦手なことに対して向き合いたいのになかなか前に進むことが難しい」
「過去の経験からどうしてもこれが苦手…」
「この行動を取ろうとすると体が動かせない」
上記のような経験をされた方は少なくないかと思います。
前に進められない、行動がとれない自分自身に対し、やきもきしてしまうこともあるかもしれません。
実はなかなか行動がとれない原因の一つとして、無意識の働きが関係している可能性があります。今日の講座では、そういった無意識の働きにフォーカスした実践心理学の一つである『NLP』について入門編として解説を行いました。
NLPとは
NLPとは以下単語の頭文字をとった略語です。詳細を以下イラストを用いたうえで解説します。
『N』はNeuro(ニューロ)で神経です。NLPにおける神経とは、視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚の五感を意味します。『L』はLinguistic(リンギスティック)で言語のことです。NLPにおける言語は五感で読み取った感情の言語化と本講座では説明しました。
『P』はProgramming(プログラミング)で『N』で感じ取った五感と経験、感情を『L』で言語化したものを脳へプログラミングします。私達は身の回りの出来事に対して五感を通して情報収集し、得た情報を脳で分析します。分析し、インプットされた情報は私達の今後の行動に影響を与えるのです。
インプットされた情報は、私達の意識とは関係なく無意識に働きます。意識と無意識は、氷山を例にあげられることが多いです。上記にあげた氷山のイラストで説明すると、意識は海から出ている氷山に例えられ、海から下の氷山が無意識領域として説明されています。
氷山のイラストから分かるように無意識領域が意識領域よりも割合が大きいことから、私達の行動は無意識下の影響は大きいと言えるでしょう。
なぜプログラムはされるのか
なぜ、インプットされた情報は脳にプログラムされるのでしょうか。人間の脳は他の生き物と同様に『生存本能』がインプットされています。生存本能とは1日でも長く生きたいという欲求のことです。これに基づいて『無意識』が安全な環境を求め、危険な環境を避ける為に脳がプログラムを作ります。プログラムですが、インパクトと繰り返しによってできると言われています。インパクトとは強烈な体験を意味し、例としては「犬に噛まれた」「階段から落ちた」があげられます。
繰り返しとは文字通り、繰り返しの体験のことです。具体例として、「毎日指摘される環境」「時間厳守の環境」があげられます。
とくにインパクトで体験したことは、恐怖や痛みを伴うほど強く脳にインプットされる傾向があります。「犬に噛まれた」という経験は「噛まれた」ことによって痛みを伴う経験です。この時「何に噛まれたのか」という情報は、今後同様の脅威に対処するうえで脳がインプットしておきたい情報の一つとなります。このケースでは噛んできたのは「犬」である為、その時の状況や年齢等によって脳は「犬は噛むもの」「犬は脅威となる生き物」といった捉える可能性があります。
NLPでは、20歳までの経験や生き方によって今後の人生の過ごし方に影響するという考え方があり、20歳までに経験した『インパクト』と『繰り返し』は日常生活や就労にも大きく関わると言われています。
プログラムを変えることはできるのか
一度プログラムされた情報をすぐに書き換えることは難しいところではありますが、以下2つの手法を取り入れることで徐々に変化を持たせることができると言われています。リフレーミング
リフレーミングとは、思考した内容や思考している内容の枠組みを変えることで前向きな気持ちや行動に繋げることを目的とした手法です。ポジティブシンキングと同じように思われることが多いですが、ポジティブシンキングは常に良い方向を目指すことを目的とし、とにかく前向きな気持ちを切り替えようとします。リフレーミングは状況を様々な方面から捉え、ポジティブな捉え直しのみではなく客観的な視点を取り入れる目的があり、出来事に対して生じた感情は無理に切り替えずに受け止める方向性です。
リフレーミングの例として、「苦手である」ことに対して「まだ慣れていないだけ」と変えたり、「仕事が遅い」という短所を「慎重に確認できる」長所と言い換えたり、「失敗した」という出来事を「貴重な学びの機会を得た」と再解釈することがあげられます。
サブモダリティーチェンジ
サブモダリティーには五感という意味があります。
プログラムは上記にも記載したように、五感を通して経験したことが大きいです。その為、改めて五感を通してネガティブに感じる思考や行動面に対して働きかけをすることが有効です。その方法としてサブモダリティーチェンジがあり、手法としては以下のステップとなります。
①対象の感情イメージを思い浮かべる
②そのイメージを観察する③感情を変えるようにサブモダリティー(五感)を操作する(例:イメージを小さくする、白黒にするなど)④新しいサブモダリティー(五感)を固定する⑤日常で何度も繰り返すこの手法は一度で終わりではなく、出来事に対する新しい反応パターンを定着させることが目的です。
気になる出来事があるたびに、サブモダリティーを操作する習慣をつけていくと良いでしょう。
まとめ
今回の講座ではNLPをテーマに、『無意識』がもたらす私達への影響や『インパクト』『繰り返し』が与える影響について取り扱いました。自分ができないと思うことや苦手とすることに対して、ネガティブな感情を抱く方は少なくないかと思います。苦手なのは自分のせいではなく、過去の経験によるプログラムが影響しているかもしれません。そんな方には今回ご紹介したNLPを知っていただくことで、少しでも自責の気持ちを和らげるきっかけになれば幸いです。
ご紹介したリフレーミングやサブモダリティーチェンジは、繰り返し実施していくことで徐々に効果が期待できます。とくにリフレーミングは試しやすい手法の一つなのでおすすめです♪
弊所にはNLPに関連する書籍を複数用意しているので、より詳しい手順について訓練時間を使って試していくことができます。
今後の生活のしやすさや就労のしやすさに繋げられる考え方やツールの一つとして、NLPについて知っていただけると幸いです☺️
自立訓練事業所リンクス川越では、将来の就労や日中活動を継続していく為に必要な知識やスキルが身につけられる講座、グループワークを定期的に開催しています。体験利用の方も参加可能です! 気になる方はぜひ、お問い合わせください。
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