ヘルプカードとは

こんにちは!
リンクス川越西口に通所をする利用者Оです。

前回は、『ヘルプマークについて』と『ヘルプマークユーザーとして…』とお話させていただきました。
前回の記事はコチラから↓
リンクス川越西口ブログ【ヘルプマークとは】


今回は、『ヘルプカード』についてお話をさせていただきたく思います。
よろしくお願いします!

ヘルプカードとは?

外出先で困ったことがある時や、緊急時・災害時などに必要な支援や配慮を受けやすくするものです。

パスケースや財布・障害者手帳などに収納出来るサイズになっています。

ヘルプカードに書くことができる情報


ヘルプカードは、主にこれらの情報を整理して書き込むことが出来ます。

・緊急連絡先

・かかりつけの医療機関

・処方されている薬剤

・必要とする配慮や援助      など


ヘルプマークを所持している方は、ご存知かと思いますが、ヘルプマークを入手した時にはシールが付属していました。
(念のためにご説明しておきますが「ヘルプマーク」と「ヘルプカード」は別物です)
そのシールにこれらのことを書き込みをしての利用もできますが、ヘルプカードのように様々なことを詳しく書き記すことは難しいかと思います。
ちなみに私は、ヘルプマークとヘルプカードと併用していますが、ヘルプマークのこのシールは利用していません。

そして、ヘルプマークやヘルプカードと一緒にセットしておいていただきたいものが「お薬手帳」です。
薬剤の情報は、ヘルプカードに書き込むことができますし、ヘルプマークのシールにも書き込もうとすれば可能かと思いますが、

〇どのこ病院の何科からの処方なのか?

〇どのくらいの頻度でいつからの処方なのか?

〇一度の服用の適切な薬剤の使用量

など把握することは難しいかと思います。
こういった情報も必要になることがあるかもしれません。
「もしも」という時の備えですね

ヘルプカードの導入・運用状況

ヘルプカードの導入・運用につきましては、都道府県や市町村単位となっていまして未導入の地域が存在します。
関東ですと一都六県のうち、東京都・千葉県・茨城県・群馬県は、都県単位で導入・運用されています。
残念ながら、神奈川県・埼玉県・栃木県では、それぞれの県内の各市町村単位での導入・運用となっています。
我が埼玉県におきましては、約9割の市町村で導入・運用となっています。

ヘルプカードの入手はどのように?

導入をされている各自治体の福祉部署の窓口などで入手ができます。
上記のように、各自治体それぞれの導入となっていまして、その自治体の考え方によりヘルプカードの取り扱い方や受け渡し方に違いが出てきているのが現状です。

〇申請書を提出する

〇聞き取り確認をする

〇自由に誰でも持ち帰ることができる

などと様々でして、これらの受け渡し方と合わせまして、ホームページから誰でもプリントアウトができる仕様になっている自治体を多く見かけます。
また、ホームページからプリントアウトをするのみでの取り扱いとしている自治体もあります。

参考といたしまして、東松山市のホームページより「ヘルプマーク・ヘルプカードについて」のご案内です。
ヘルプマーク・ヘルプカードについて

あなたのお住まいの地域にはヘルプカードの導入はされていますでしょうか?
ご確認いただきまして、導入・運用されていましたら入手方法を確認してみましょう。
また、「お住いの地域ではヘルプカードが導入されていない」という方は、ヘルプカードを郵送で無償対応していただける協会をご案内させていただきます。
以下、お問い合わせご相談ください。
一般社団法人ユニバーサルヘルプカード協会

ヘルプカードの今後について

ヘルプカードを入手し持ち歩いておくことは、障害を抱える方や災害・緊急時に配慮や援助を必要とする方たちにとって必要性のあることと自身は考えています。
ヘルプマークと同じように全国で導入・運用することを望ましいと考えています。

〇災害時に取り残されてしまう方が出てしまわないように

〇災害・緊急時にできるだけ適切な対応をとることができるように

〇全国どこの地域の方たちにもヘルプカードを持つことで安心感のある、日常生活や社会生活を送ることができるように

埼玉県におきましては、埼玉県としてのヘルプカードの導入・運用とすることを強く望み、統一性のある取り扱いをしていただきたいとも考えています。

最後に

今回は、「ヘルプカードについて」お話をさせていただきました。
ヘルプマークとは別に「ヘルプカードというものがある」ということをご存知でない方には知っていただき、対象者となる方にはヘルプカードを利用することをオススメします。
そして、ヘルプカードに記入する内容は大切な個人情報です。
しっかりと管理をしながら利用することとしましょう。

また、ヘルプカードやヘルプマークのことをもっとたくさんの方に知っていただき、困りごとがあった時や災害や緊急時にヘルプカードやヘルプマークが有効に活用できる場面が増えていくとよいですね。

ヘルプカードやヘルプマークを利用される方もそうでない方も、その時の状況でご自身に余裕がある時には、それぞれに出来ることを探し思いやりのある行動をお願いします。

様々な方たちの間で、お互いに気付くことができて支え合える…。
私は、そんな共生社会になっていくことを願っています。

🍀最後までお読みくださりありがとうございます🍀
また、皆様のお目にかかります時には、どうぞよろしくお願いします(^^)v

写真提供:東松山市役所障害者福祉課

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